万年筆

万年筆インクのカートリッジ・コンバーターどちらがおすすめ!

コンバーターカートリッジ

万年筆のイメージとして一般的には、高価な筆記具や難しそうなどとイメージされる方が多いのではないでしょうか?

慣れると難しくはなく楽しいのですが、ボールペンと比べるとお手入れが必要なので手間はかかります。

私も趣味として、万年筆やインクを収集しています。

何かアイデアや行動をする時は、パソコンやスマホなどのデジタル機器ではなく、アナログな紙とペンでイメージする事が多いですね

ちょっと興味があって万年筆を使ってみたいと思う方に、インクの補充方式のカートリッジとコンバーターについて、ご紹介しようと思っています。

私は万年筆が好きなので、少し偏った内容になっている可能性もあるので、ご了承くださいね!

この記事でお伝えしたい事
  • インクの補充する時のインクの補充方法について!
  • それぞれの補充方法の特徴とメリット・デメリットについて
  • コンバーター(吸入器)を使用したインクの補充する手順とは!

万年筆インク・カートリッジとコンバーターについて

カートリッジとコンバーター

万年筆を使用していて慣れている方は、特に手間とは思いませんが、ボールペンなどの筆記具を使用されている方は万年筆は手間と感じますね!

万年筆は本体後方から、インクを補充して使う筆記具です。

万年筆には2つのインクの補充の方法があるのですが、それぞれに特徴があるので少しご紹介します。

コンバーターカートリッジの2種類があり、他にも本体に直接補充するタイプもあるのですが、今回はコンバーターとカートリッジについてご説明します。

手軽にインクを補充するにはカートリッジがいいのですが、コンバーターは色々な種類のインクを使用する事が可能になります。

二つのインクの補充がある理由について…

万年筆のインクはボールペンと違って、インクは液体インクを使用します。

万年筆はボールペンと違い、ペン先にはボールようなものはなく、毛細管現象を利用してペン先にインクを送り使用するので、万年筆本体に液体インクを貯めておく容器が必要になります。

コンバーターもカートリッジも同じ役割になります。

インクカートリッジについて

インクカートリッジ

カートリッジは初めから、インクを容器に補充されて販売されています。

使用方法は簡単で万年筆本体の後方から万年筆にセットするだけなので、簡単に使うことができボールペンの替芯の感覚に近いと思います。

手間がかからずに簡単なので、初めて万年筆を使用する方には、カートリッジをおススメします。

メリット

インクがなくなれば、空になったカートリッジを交換するだけなので、インク交換が簡単です。

コンバーターと比べると、容量が少し大きいので交換回数が少なくて済みます。

インクの種類を変更する時は、必ず万年筆本体の洗浄をしてください。

デメリット

購入した万年筆メーカーのカートリッジのみ使用可能です。

使用できるインクは、メーカーから販売されているカートリッジのみ使用可能なため、使用できるインクの種類が限られます。

理由はそれぞれのメーカーによって形状が違うため、他のメーカーのカートリッジは使用できません。

カートリッジの種類が豊富なメーカーはあまりないので、インクを選ぶ楽しみが少ないかもわかりません。

ヨーロッパの共通規格の万年筆は互換性があるので、他のメーカーも使用する事ができます。

始めて万年筆を使用する方インク交換の手間をかけたくない、もしくはインクは万年筆メーカーから発売されているインクだけで十分と思う方にはおススメです。

コンバーター(吸入器)

万年筆に慣れてくるとどうしても、インクボトルにペン先をつけて、コンバーターでインクの補充をしたくなりますね!

私も初めてコンバーターでインクの補充をしたときは、ワクワクしました。

余談になりますが、ペン先からインクを補充する筆記具は、つけペン・ガラスペンなどがあります。

コンバーターについて少しご紹介します。

私は国産メーカーのプラチナ万年筆とセーラー万年筆をよく使うので、この二つのメーカーのコンバーターは慣れています。

コンバーターのインク補充方法
  1. 万年筆本体から胴軸を外し、首軸後方にコンバーターをセットします。
  2. 回転式のコンバーターの場合、先端のノブを回してコンバーターの中の栓を下部まで下げます。
  3. 万年筆のペン先をボトルインクに漬けます(首軸まで漬けます。)
  4. ペン先をインクに漬けたまま、コンバーターのノブを回転させ、コンバーターの栓を上昇させます。
  5. コンバーターの栓を上昇させると、インクがコンバーター内に充填されます。充填量が少ない場合はもう一度コンバーターの栓を下げて繰り返します。
  6. コンバーター内にインクが充填終わったら、インクからペン先を抜き、コンバーターのピストンを少し下げ、インクを数滴戻します。
  7. ニブやペン先に余分なインクが付いているので、柔らかい布もしくは繊維が付着しずらいティッシュで拭きます(キッチンペーパーなど)

慣れるまでは、面倒に思うかもわかりませんが、コンバーターによるインクの吸入も楽しいと思います。

コンバーターのメリット、デメリットはカートリッジと逆になります。

メリット

メーカーのインクだけではなく、万年筆用ボトルインクなら基本的には使うことができます。

ボトルインクなので、国内万年筆メーカーや筆記具店、海外のメーカーなど色々な所がインクを販売していて、約1000種類以上のインクが販売されています。

またボトルインクはインクの容量が多いので、トータルで考えるとランニングコストが安く済みます。

万年筆を購入して保証期間内の場合、万が一トラブルなどがあった場合、購入した万年筆メーカー以外のインクを使用していると、保証が効かない場合があるのでご注意ください。

保証期間内の場合は、自己責任で他社製のインクを使用してくださいね!

デメリット

インクの補充・洗浄などは、カートリッジに比べると手間がかかります。

コンバーターも消耗品のため、長期に渡って使用していると交換の必要があり費用がかかります。

カートリッジ・コンバーターの選び方について

仕事で万年筆を使用するなら、インクの種類を変更する事はないと思いますが、プライベートで万年筆を楽しむなら、やっぱりいろいろなインクを使ってみたくなりますね!

私なりの考えですが、どのような目的で万年筆を使用するかによってパターンを考えてみましたので、少しご紹介します。

あくまで私の考えなので、間違っているかもわかりませんで、ご了承くださいね!

【パターン1】ビジネスなどの常用筆記具として使用する場合

仕事などで万年筆を使用する場合は、カートリッジがいいと思います。インクが切れても簡単に交換が可能なのでおススメです。

仕事の場合はインクの色も着いた色を使用されると思われるので、種類が少ないカートリッジでもいいと思います。

カラーもブラックブルーブラックは、どのメーカーでも販売されているので安心できますし、水で流れない顔料インクもいいのではないでしょうか?

同じ種類のカートリッジ使用でも数カ月の一度、水洗いの洗浄は必ずしてください。トラブル防止のためには、万年筆内部を定期的に洗浄は必要です。

【パターン2】万年筆に興味があり始めて万年筆を使用する場合

まだ万年筆を使ったことがない方には、とりあえずはカートリッジがいいと思います。

万年筆はどのようなものなのかなど、まだわからずにいられる方には、価格の安い万年筆を購入されて、とりあえずはカートリッジを使用される方がいいと思います。

最近の万年筆は、カートリッジ・コンバーター両用タイプが多いので、初めはカートリッジを使用されて慣れてきたら、コンバーターを使用されたらいいと思います。

1つの万年筆でインクを交換して、色々なインクを使用する事が万年筆の楽しみと私は思っています。

私も初めは1000円程度の安い万年筆を購入して、カートリッジからスタートしその後にコンバーターを使用するようになりました。

プラチナ万年筆・プロシオン・細字を1ヶ月使用して気づいた事とは万年筆に興味があり、価格が安くて書き心地がいい万年筆を探していて、プラチナ万年筆のプロシオンが評判も良かったので購入をしました。実際に使用して、感じたことをご紹介します。購入を検討している方のご参考にどうぞ...

【パターン3】万年筆を趣味として始めようと思っている場合

万年筆を趣味としてコレクションなどをする方には、コンバーターから始められてもいいと思います。

万年筆はペン先からインクを吸入する事が特徴と思います。

深みにハマると大変ですが、色々なメーカーから販売されているインクを収集されたり、お気に入りの万年筆を購入されても楽しいと思います。

インクの価格は高くないですが、種類が多いのでたくさんの種類を収集は楽しいのですが、収集は大変なので注意が必要です。

インク沼と言われているので、注意してくださいね!

私も20種類ぐらい持っているので、ちょっと危ないですね(笑)

まとめ

私の感想ですが、趣味として万年筆を本格的に始める方には、コンバーターがいいですが、はじめて始める方には、インクカートリッジがいいと思います。

一番の理由は補充だけでもコンバーターは手間がかかる、慣れないと手がインクで汚れたりして、ちょっと嫌になる可能性があります。

慣れてくると、インクの補充や洗浄作業も楽しいのですが、ボールペンなどと比べると、手間なので他の筆記具に比べて優れているとはあまり言えません。

私は手間はかかるけど、楽しい筆記具と思っているので、のんびりと万年筆を楽しもうと思っています。

万年筆を中心に情報発信していきますので、よろしくお願いします。

RELATED POST