万年筆で使用するボトルインクは、たくさんの種類が世界中で販売されており、色々と試しながら自分の好みのインクを使っていると思います。
私も調べながら、気になるインクがあれば購入して使ったりしています。
私は万年筆メーカーのインクをよく使用するのですが、今回はペリカンの4001シリーズ・ロイヤルブルーをご紹介したいと思います。
- 万年筆用インク、ペリカン・4001シリーズのロイヤルブルーについて
- ロイヤルブルーは標準的なインクの理由とは
- ロイヤルブルーは低価格のインクでおススメしたいインクです。
ペリカン・ロイヤルブルーインクについて
ペリカンというメーカーはご存知でしょうか?
万年筆を好んで使っている方はご存知と思いますが、ドイツ発祥の有名なメーカーになります。
万年筆では世界的に有名なメーカーで、デザイン・書き味など優れた万年筆を販売していて、有名なのはスーベレーンシリーズですね、金ペンの万年筆で本体吸入式の万年筆です。
ペリカンは万年筆メーカーなので、インクも色々と販売はされています。
今回紹介する4001シリーズのほかに同社では高級インクになるエーデルシュタインシリーズのインクがあります。
ペリカン・4001シリーズのインク
ペリカンの4001シリーズはペリカンではオーソデックスなインクシリーズになります。
まずは販売されているカラーの紹介をしますと…
- ブルーブラック
- ロイヤルブルー
- ダークグリーン
- ブリリアントブラック
- ブリリアントレッド
- ブリリアントブラウン
- バイオレット
- ターコイズ
8種類のカラーインクが販売されています。
4001シリーズは基本的には染料インクですが、ブルーブラックだけは酸性の古典インクになりますので、使用する場合には注意してください。
海外製のインクですが、ペリカンは古くからあるメーカーで、4001シリーズインクも古くからあり、成分は色々と改良が加えられて変わってきていますが、安定したいいインクだと思います。
価格も高くなくAmazon、楽天、ヤフーなどの有名なECサイト、もしくは万年筆を取り扱っている文具店などで気軽に購入する事ができます。
有名なインクなので、万年筆を扱っている所ならどこでも販売していると思います。
ちなみに私は、ペリカンのインクはロイヤルブルーとブリリアントブラウンを持っています。
ロイヤルブルーについて
ロイヤルブルーというインクは昔からある色で、海外・国内を問わず色々なメーカーからロイヤルブルーのインクは販売されています。
私がペリカンのロイヤルブルーインクを購入した動機は、一番は価格が他のメーカーに比べて安くてランニングコストがいいと思って購入しました。
ネットでは実質価格は以前は1000円以下で販売されていましたが、最近は少し価格が上がりましたが、1000円台前半で購入できると思います。
二つ目は粘度の低いインクでサラサラしていて、万年筆に対して負荷があまりかからないインクだからです。店舗で試筆させてくれる所では、ペリカンのロイヤルブルーを使用している所も多いと思います。
モンブランのインクは粘度の高いインクになり、また価格も高いインクになりますが、ボトルインクのデザイン、品質のいいインクと思います。
実際に試筆で使用するインクは、ペン先にインクをつけて書き味を体験してもらうのですが、ニブやペンポイントなどに影響がないインクで試筆すると思いますので、万年筆にとって負荷の少ないインクと思います。
執筆感だけではインクは選べませんので、まずは色の好みによるところが一番と思いますが、もし気になったらおススメしたいインクです。
ロイヤルブルーの色について…
ロイヤルブルーの色は、単純に表現すると赤みの強いブルー系の色になります。
紫はブルーとレッドの中間のような色になりますが、ロイヤルブルーはどちらかというと、ブルー系の色で少しレッドが含まれているような色になります。
言葉で色を表現する事は難しいのですが、ちょっと落ち着いていて、神秘的なブルー系インクと思っています。
すみません。言葉ではうまく表現できていませんね
写真と実際の色は少し違うかもわかりませんが、ボトルの外観と筆記したロイヤルブルーを掲載します。
ペリカン・ボトルインクの外観
ペリカンの4001シリーズ・ボトルインクの外観は、無難な形状になっています。
私が持っているパイロットの色彩雫のボトルインクに比べると、無難なデザインのボトルになります。
海外製インクなので、当たり前ですが日本語表記がありませんし、容量の表示はリットルとオンス表記になっていますね!
ペリカンだけあって、キャップにはペリカンのロゴがあり、キャップの側面はは滑り止めの形状になっていて、使いやすそうな配慮はされていますし、ペリカン製というだけでうれしくなります。
ボトルも奥行きはあるのですが、高さがないので吸入式の万年筆の取扱いに配慮されていると思います。
容量も62.5ml入っているので、大容量で使い勝手はいいと思いますし、私の感想ですが昔ながらの筆記具用のインクという雰囲気なのでいいと思います。
試筆したロイヤルブルーについて
いつもは、実際にコンバーター式の万年筆にインクを吸入して試筆するのですが、今回は試筆のためにつけペンで試筆する事にしました。
試筆はガラスペンを使用する方が多いと思いますが、ガラスペンは取扱いに少し気を遣う必要があるので、昔からのつけペンの方が気楽に試筆ができるので、今回はつけペン(Gペン)を使用します。
つけペンについてですが、現在もは販売されていて、主な利用は漫画などの制作に利用されることが多いと思います。
Gペンは筆圧でペン先が開き字幅が変化するペンで、漫画などで線幅に強弱をつける用途に適したペンになります。
実際に見た色と撮影した色では違いはあるのですが、私は好きな色でいい色ですね!
つけペンについては、また記事にて詳しく解説をしていく予定ですので、しばらくお待ちください。
執筆後の感想
今回はつけペンなので、万年筆のようにニブの先端にペンポイントがついていませんので、つけペンは使用する用紙を引っ掻くような書き味なので、書き味に関してのコメントは控えさせていただきます。
私はパイロットの色彩雫をよく使用していて、紺碧・天色などの純粋な明るいブルーを使用する事もあるのですが、ロイヤルブルーもなかなか表現は難しいのですが、色に深みがあって上品に感じます。
ブルーブラック、ロイヤルブルーなどはオーソドックスな色ですが、飽きのこない落ち着いたおススメしたい色になります。
私は気になった事や色々なモノごとのヒント、たまに不定期に日記などを万年筆で書いているのですが、その時の状況や気分によって万年筆やインクをローテーションして変更しています。
このロイヤルブルーは、メインで使用しているインクの中の一つとして使用しています。
最後に
新型コロナの景況で自宅で過ごされている方も多いと思います。
自宅にいるとすることがなく、ストレスが溜ったりするので何か興味のある事で楽しみを見つけて楽しむ事もいいのではないかと思います。
私は万年筆が好きなので、インクと万年筆の収集を少しずつしています。あまりやりすぎるとそれぞれの沼にハマりそうなので少し用心しています。
他の方から見れば、もう沼にはまっているかもわかりませんね!
ペリカンの4001シリーズは、価格も安くて容量も多くおススメしたいインクですが、カラーバリエーションは少し少ないですが、お気に入りの色があればいい選択になると思います。
興味があれば一つ購入して使用されてもいいと思います。